帝王の誤算〜第九章〜

帝王の誤算

前章では、社長レースのライバルである豊山を徹底的に叩き潰した城田

第九代・連広社長になった城田

そんな城田の社長業としての試練が、本章では描かれる

 


 

第九章 城田イズム

社長となった城田は、連広を世界でも一流の会社にするため、3つ条件を掲げる

 

国際ネットワークの構築

新本社ビルの建設と移転

株式上場

 

そんな連広、もとい城田に様々な試練が降りかかる

 

自動車メーカー業界1位のトモダ自動車より、「お山の大将」と揶揄される

日本初のプロサッカーリーグの全広告業務を競合の弘朋社に取られる

営業第一主義。クリエイティブは偉くなれない

若手社員の自殺・過労死

……

 

ここにきて初めて、社員の死について物語は進む

 

城田は昔からのゴリゴリ営業マンで、体力の続く限り、死んでも諦めない精神で仕事をしてきた節がある

そのため城田は、連広を一流の会社にしていくために、『クライアント・ファースト』を掲げ、社員に激務を押し付けてきた

 

もちろん城田としては、

 

クライアント・ファースト = クライアントとパートナーシップを築き、信頼関係を構築する

 

ことを意味していたが、それは下にリレーションするほど歪んだ状況で伝わった

 

城田の

 

「肉体・精神ともにひ弱な社員が増えた」

「病気になるのは鍛え方が足りないから」

「上司が高い目標を与えれば、部下は鍛えられる」

 

の発言がそれを助長する

 


 

ここまで本書では、城田が「いかに優秀か」を中心に描かれてきた

本章よりは城田の苦戦具合が読み取れる

この後も、城田にはどんな壁が立ちはだかるのか……

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