帝王の誤算〜第八章〜

帝王の誤算

弘朋社の攻勢でその差を詰められる連広

業績低下の責任をとり、現・社長の御室が退任の意向を示した

第八章は、次期・社長を巡る物語

 


 

第八章 暗闘

次期社長として、城田が本命視される

その功績と、新聞局出身者が社長になるという歴史がそれを物語る

そんな時、専務の『豊山』が強力なライバルとして立ちはだかる

 

豊山はテレビ局出身で、テレビCMの売上を伸ばし、新しい取り組みが「新しい連広」と支持されていた

 

それをよくは思わない城田

 

「豊山の勢力がこれ以上大きくなる前に、叩き潰さねばならない」

 

そう考える城田

この一文に、城田の性格がよく表現されていると思う

 

その舞台に選ばれたのが、取締役会であった

豊山のある不正に関する資料を手に入れた城田

 

ある不正とは、豊山配下の連広テレビ局で起こっていた

それは、弘朋社を専任代理店として選んだ『ニッシン自動車』に対する詐欺行為であった

発注したテレビCMを放送していないにも関わらず、放送したことにして料金を水増し請求していた

 

水増し請求自体は業界的に成り立ってしまっている背景がある

その事実を認識したニッシン自動車は連広に対して強い不信感を持つ

それが、連広が切られる最大の理由になっていた

それらは、豊山の指示によって行われていた

 

その責任を問われる豊山

当然、社長レースからは外れることになり、城田が第九代・連広社長に就任することになる……

 

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